【秋特集】豊かな秋 秋を楽しむ暦の言葉やイベントをご紹介

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「秋」過ごしやすく食べ物がおいしくなる季節。暑い夏が暦上では終わろうとしています。秋といえば、食欲の秋、芸術の秋、読書の秋、スポーツの秋、行楽の秋など、秋と結びつく言葉はたくさんあります。

暦の上では、秋は立秋から立冬の前日までをいいます。
旧暦では7月から9月まで、現在では9月から11月までとなっています。
秋の節気は6つあります。
「立秋」・「処暑」・「白露」・「秋分」・「寒露」・「霜降」です。

どことなく哀愁を感じるのも秋という季節。今回は豊穣の秋であり哀愁の秋でもある秋という季節についてご紹介します。

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秋いう言葉について

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私達にとっては四季の1つである秋ですが、この言葉の意味を調べてみると、時期としての秋の説明に加え、「盛りを過ぎること。終わりに近づいてること。」という意味もある事が分かります。これは、夏の暑さの盛りが終わり、徐々に涼しくなっていくこと、冬に近づき1年の終わりに近づくことことから、この様な意味が生まれたそうです。

しかし、その一方で、暑さの厳しい夏を乗り越え、さわやかな秋になると人々の活力も回復し種々な面での活動も盛んになる。それを表現して「芸術の秋」「読書の秋」「食欲の秋」と言われるようになったそうです。

Fall と Autum

秋は”Fall”なの?”Autumn”なの?どっちなの? – PLOG

秋を表す英語には、「Fall」(フォール)と「Autumn」(オータム)の2種類があります。

これは、アメリカ英語「Fall」かイギリス英語「Autumn」かというシンプルな違いなのですが、元々は両国とも同じ言葉が使われていたようです。

かつては「Harvest」と呼ばれていた

ファイル:Harvest Time-Anna Ancher-1901.jpg - Wikipedia

話は5世紀頃まで遡ります。この頃ヨーロッパの方では、9〜11月頃の季節…今で言う「秋」の季節のことを「Harvest」(ハーベスト)と呼んでいたんだそうです。harvestはもともと「集める」の意味で、「実になったものを集める」ということから「収穫」となり、その季節が秋であるので「秋」という意味で用いられるようになったようです。

イギリスではAutmnが主流に

Autumn Colors in Hakone: 7 Places to Admire Fall in all its Glory

16世紀頃になると、多くの人々が街に住むようになり、農業から遠ざかったため、秋が収穫と結びつきにくくなったのではないかと言われています。

その代わりに、上流階級や知識人が使っていた、ラテン語のautumnus「増大の(季節)」が起源の「Autumn」や「落ち葉」由来の「fall」が徐々に用いられるようになったようです。

しかし19世紀半ばまでにはfall はだんだん使われなくなり、現代のイギリスではautumnが主に使われています。

Fallは人々と共にアメリカへ

Fall」と「Autumn」の違いとは?英語で日本の「秋」を紹介しよう!

アメリカでは、「fall of leaves」に由来する「fall」が主に使われています。
これは17世紀初めのころイギリスからアメリカへ入植した人々がfallを使う地方の人たちで、それがそのままアメリカに根づいていったのです。

しかしアメリカでも「秋風」のautumn breezeのような表現はわざわざfallになおさずにそのまま使われています。
autumnのほうがより詩的で文語的な感じがするそうです。このように文脈によってはautumnが好まれる場合もあるようです。

現在では、ニュースや文語などフォーマルな場面で「Autumn」、日常会話などのカジュアルな場面で「Fall」が使用される事が多いようです。
世界でも、季節の移ろいから言葉が生まれて来ているようです。

豊穣の秋

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秋になると食べ物が美味しい季節になります。

立秋の頃には、ナス、かぼちゃ、トウモロコシ、カボス、イチジク、モモ、などの野菜や果物が旬を迎えます。また、ジャガイモやサツマイモ、ゴボウなどの根菜も秋野菜の中心となります。

このような根菜類にはタンパク質、でんぷん、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれていますので、夏の暑さで疲れた体を暖めてくれる作用が期待できます。

早速、季節を感じるためのオススメをご紹介します。

秋刀魚

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秋の味覚を代表する魚。旬は9月下旬から10月下旬です。回遊魚である秋刀魚は夏から秋にかけて本州近海を南下します。この南下する時期がもっとも脂がのっており、太平洋沿岸で水揚げされます。

おいしい食べ方はやはり塩焼き。脂ののった秋刀魚を香ばしく焼き上げたら、食欲をそそる最高のごちそうに。

スズキ・コチ

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また、魚はスズキやコチが旬を迎えます。

スズキは成長段階によって味わいも異なりますので、旬の時に食べたい魚です。淡泊な白身で独特の風味がある魚ですが、新鮮なものであれば刺身でもおいしい魚です。昔は高級魚とされていましたが、現在は手に入りやすい魚なので、煮付けや唐揚げにするなど料理のバリエーションも豊富です。

コチは今でも高級魚として知られますが、料理店に行くと刺身や煮付けとして食べることができます。

かぼちゃ

かぼちゃ,カボチャ,南瓜の値段 価格相場 旬,栄養,産地とは

一年中手に入る印象が強いですが、旬は7月から12月。なかでも10月に多く出回ります。

夏に収穫のピークを迎えるかぼちゃは、収穫後、貯蔵することで甘みが増し、10月頃食べごろになるからだそう。西洋かぼちゃの流通量が多く、産地は全体の半数を占めるほど北海道がダントツです。

おいしい食べ方の定番は煮物ですが、サラダやスープなど様々に調理可能な万能野菜です。

なす

焼きなすのめんつゆ漬け | おいしいレシピ|ヤマキ株式会社

「秋なすは嫁に食わすな」ということわざには諸説あり、そのひとつに秋なすはおいしいという意味があります。

なすの旬は初夏から初秋。特に秋なすは皮がやわらかく、甘みや旨みが増すことに由来します。産地は様々ですが、秋なすは群馬県や茨城県、栃木県など関東圏に集中しています。

焼きなすや素揚げ、煮びたしなど、シンプルに素材のおいしさを引き出す食べ方がおすすめです。

銀杏

ぎんなんのオリーブオイル漬け】 | Olive Oil Life オリーブオイルライフ

銀杏はイチョウの種子で、食用として流通しています。旬は9月頃から11月中旬。全国有数の産地は愛知県、大分県、香川県。愛知県稲沢市祖父江町は江戸時代から続く名産地として「祖父江ぎんなん」が知られています。

フライパンで炒りぎんなんにしたり、炒め物にあえたり、炊き込みご飯など楽しめ、モチモチ食感と独特の歯ごたえを味わえます。オリーブオイル漬けもオススメです。

タケノコ

春が旬のタケノコですが、秋に生えてくる珍しいタケノコもあります。「四方竹」といい、10月から11月上旬に収穫期を迎えます。小型で細く、切り口が四角なのが特徴で、名前の由来にもなっています。産地は高知県が名産地として有名です。

おいしい食べ方は煮物や天ぷら、炒め物などで、やわらかでコリっとした歯ごたえを楽しめます。

柿

日本の原風景を飾り、古くから身近な果樹として親しまれてきた柿。10月から11月に旬を迎えます。甘柿と渋柿に大別され、甘柿は完全甘柿と不完全甘柿、渋柿も完全渋柿と不完全渋柿に分けられます。

全国有数の産地は和歌山県、奈良県、福岡県。「富夕柿」「次郎柿」「西村早生柿」「平核無柿」など様々な品種があり、食感も味も多彩です。

そのまま食べるのはもちろんですが、サラダや酢の物などの料理、ジャムにも向きます。

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日本の梨は赤梨と青梨に分けられます。赤梨は「豊水」や「幸水」のように果皮が黄褐色、青梨は「二十世紀」のように果皮が緑色のものです。

全国有数の産地は千葉県を筆頭に、茨城県や栃木県など。鳥取県の特産品としても知られています。品種や産地によって差がありますが、旬は夏から秋にかけて。10月頃まで出回ります。

冷たくひやして食べるのがおいしい食べ方の定番。シャリっとした食感とみずみずしい甘さを味わって。

ブドウ

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主に生食用に流通しています。ブドウの産地といえば、山梨県、長野県、山形県が有名です。多くの品種があり、皮の色で黒系・赤系・緑(白)系に分類されます。

黒系の代表格は「巨峰」。赤系は「甲斐路」で、緑(白)系は「シャインマスカット」などです。ブドウも品種や産地によって差がありますが、旬は8月から10月頃まで。

日持ちがあまりしないため、新鮮なうちにそのまま食べるのがおいしい食べ方です。

リンゴ

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日常的に食べることが多いリンゴは秋から冬にかけてが旬です。産地のダントツは青森県。次に長野県、山形県、岩手県と続きます。

秋は収穫シーズンなので、もぎたてのおいしさを味わえます。すりおろしリンゴやジャムを作ったり、アップルパイやタルトなどのスイーツにして、リンゴならではの酸味と甘みを楽しむのもおすすめです。

哀愁の秋

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秋の花は春や夏のような派手さはありませんが、野の風情をもつ情緒豊かな花がとても多く、小花を無数につける花も、一つ一つの花はとても整った美しい形をしているので見ていても飽きません。
涼しい風に運ばれてキンモクセイの香りに包まれる頃には、一層秋が深まっていきます。

立秋の頃に咲く、秋の七草

万葉集 - Wikipedia

万葉集の有名な歌に、「秋の野に咲きたる花を指折りかき数ふれば七種の花」「萩の花尾花葛花なでしこの花をみなへしまた藤袴朝顔の花」という二首で構成されたものがあります。

初めの歌は「秋の野に咲いている草花を指折りして数えると7つある」と詠み、2つ目はその7つの草花の名前を挙げています。

この歌の中に詠まれた花が、秋の野に咲く花を代表するものとして、「秋の七草」といわれています。

7つの花はそれぞれ、萩(はぎ)、尾花(ススキ)、葛花(クズ)、撫子(なでしこ)、女郎花(おみなえし)、藤袴(ふじばかま)、朝顔(ききょう)です。

朝顔については色々な説がありますが、現在ではききょうであるとするのが定説になっています。

それぞれの代表的な花言葉は、以下の通りです。

秋の野花を楽しむ!「秋の七草」を見つけよう! - 住まいるオスカーの ...

・萩:思案、内気、柔軟な精神

・尾花:活力、心が通じる

・葛:治療、活力

・撫子:大胆、純愛、無邪気

・女郎花:約束を守る、美人、はかない恋

・藤袴:遅延、思いやり、優しい思い出

・朝顔:永遠の愛、清楚、気品、誠実

秋の七草は食べるわけではなく、見て楽しむものです。これらの花は立秋の頃に咲いており、まさに秋の始まりを代表する花ですね。他にもご紹介します。

萩(ハギ)

萩

ヨモギ類の低木で『万葉集』のなかでも最も多く読まれるなどなじみ深く、赤紫の花をつけます。
昔の元服の儀式(8月15日)では萩の枝にさした団子を食べるのが風習でした。
萩から7番の桔梗までは秋の七草に選ばれています。

尾花(オバナ)

すすき

ススキのことで萱(かや)とも呼ばれます。全国的に分布しており、豊かな実りと無病息災を祈るため月見には欠かせない花として飾られ、粥や餅を作って食す地域もあります。

葛(クズ)

葛

マメ科のツル性樹木で、漢方薬として使われたり、葛粉として食されたり、繊維を衣服に用いたりと昔から私たちの生活に密着した植物です。

撫子(ナデシコ)

撫子

美しく清楚な女性の例えとしても使われるナデシコ属の花で、ピンク色の可憐な花をつけます。別名は常夏。
江戸時代災いや不運が続く年に改めて正月をする際にナデシコを飾る風習があり、薬用にも用いられました。

女郎花(オミナエシ)

女郎花

菜の花にも似た黄色くて小さい花をたくさんつけるオミナエシ科の多年生植物です。東アジア一帯で見られますが、優雅な花として鑑賞するのは日本だけといわれています。
名前に「女」とつくことから歌人に特に愛好され、多くの和歌が残されています。

藤袴(フジバカマ)

フジバカマ

川べりに自生していたといわれていますが、現在は絶滅危惧植物に指定されています。
キク科の多年生植物で乾燥すると桜葉のような香りを放ち芳香剤としても用いられました。
秋の七草のうち唯一中国原産で紫がかった白色の花をつけます。

桔梗(キキョウ)

桔梗

憶良の歌で「朝がほ」と詠まれているのは桔梗を指すという見解が一般的です。
青紫色の星型の花をつけ、お盆に供える花として飾られてきました。
現在花屋に並ぶのは栽培されている初夏の早咲きの種が多く、本来の時期に自生で咲く姿はほとんど見られなくなってしまいました。

菊(キク)

菊

秋に咲く短日性の植物である、菊。
花言葉は「高貴」「高潔」。

竜胆(リンドウ)

リンドウ

薬草としても知られる、竜胆。
花言葉は「悲しんでいるあなたを愛する」「正義」「誠実」。

秋桜(コスモス)

コスモス

秋桜という漢字が使用されるようになったのは、山口百恵さんの「秋桜」から。ちなみに作詞したのはさだまさしさんです。
花言葉は「乙女の真心」「調和」「謙虚」。

彼岸花

彼岸花

道端に群生し、独特の赤い色が印象的な彼岸花。秋のお彼岸(9月中旬ごろ)の時期に花を咲かせることから名づけられたといわれています。

仏教用語由来の「曼珠沙華(マンジュシャゲ)」「毒花(ドクバナ)」「幽霊花(ユウレイバナ)」など多くの別名があります。その存在感に先人たちは想像力をかきたてられたに違いありません。

秋の行事

9月、10月、11月と各月に国民の祝日が存在する秋は気候も良い事からご家族やお友達同士、カップルでイベントや行事を満喫するにも最適のシーズンです。

季節の要素を取り入れた秋の楽しみ方もぜひ知っておきたいものです。

紅葉

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秋の年中行事といえば、紅葉。お花見と並び、古くは紅葉狩りの風習が日本には根付いていました。例年、10月下旬から12月上旬が紅葉のシーズン。

赤や黄などに色づいた樹木や景観そのものを観賞し、季節の移ろいや情緒を味わいます。

ハロウィーン

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秋のイベントとして定着したハロウィーンは毎年10月31日に行われます。その起源は秋の収穫を祝い、悪霊を追い出すヨーロッパのお祭りです。

古代ケルトでは新年の始まりは11月1日。大晦日にあたる10月31日は死者の霊や悪霊たちが町を彷徨うと考え、悪霊を追い払うために魔女や魔物に仮装したといわれています。

お月見

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お月見は旧暦8月15日に訪れる満月の夜に行います。平安時代は夜空に輝く月を観賞しましたが、江戸時代には秋の収穫を感謝する風習に変化。

月見団子やススキなどのお供えものをし、神様に感謝を捧げます。現代では美しい月を愛でるという色合いが濃い秋の風物詩です。

七五三

子どもの成長を祝い、今後の健やかな成長を願う七五三。子どもの成長に応じて行われていた儀式が由来です。

7・5・3歳を迎えた子どもが晴れ着に身を包み、家族総出で氏神様にお参りします。11月15日にお参りするのが正式とされてきましたが、現代は吉日の週末に行うことが多いようです。

ボジョレーヌーボーの解禁

ボジョレーヌーボーとは、フランスのボジョレー地区でその年に収穫されたブドウで作られる新酒のワイン。

毎年11月の第3木曜日の午前0時が解禁日と定められています。日本は時差により世界でいち早く解禁日を迎えるとあって、毎年盛り上がりを見せます。

まとめ

英語の「秋」、2つの呼び名の知られざる紆余曲折 | 実践!伝わる英語 ...

今回は秋にまつわる言葉をご紹介しました。読書の秋、食欲の秋、芸術の秋など、秋だからこそ楽しみたいことがたくさんあります。

今年はコロナの関係でお出かけもしづらい状況は続いていますが、家族や友人と何かしらの計画を立て、ずっと思い出に残る、素敵な秋を過ごしてください^^

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